コラム from 本部 vol.3:あなたの片足、もう片足の邪魔してませんか?

自転車を漕ぐ時、誰もが自転車を前に進めようとペダリングしていますよね。

「そんなん、当たり前だろ!」

と、突っ込みが入りそうですが、なかなかどうして本人の意識とは裏腹に、ペダリングそれ自体が自転車を前に進ませない、負の動作」になっていることがあるのです。
しかも、かなりの確率でお客様の多くがそんな不幸なペダリング(...)になっています。

実にもったいない!
これは何としても不幸なペダリングから、お客様を救い出さねばなりません。
そこで、バイオレーサープレミアムがそのお手伝いをさせていただきます!

不幸な、負の動作がどう作用しているかをちょっと詳しく解説しましょう。

 

ペダリングは上死点からの踏込み(パワーフェーズ)と、下死点からの引き上げ(リカバリーフェーズ)に分けられます。

ペダリングの主動力は、パワーフェーズで加えられるのは、想像に難しくないですよね。
ここで、問題にしている「負の動作」は、リカバリーフェーズで主に発生しています。

世に流布している、過去のメソッドではリカバリーフェーズでもビンディングペダルを利用して、ペダルを回転させる力を加えましょう、と教えられて来たはずです。

いわゆる「下死点からの『引き足』は、靴底に付いたガムを地面になすり付けるような感じで...」というやつです。
(今でも某大手メーカーのシューズの広告に堂々とその『引き足』の図が出ていますね...)

そういうペダリングをしている方、

今すぐやめてください!

その動作、パワーフェーズの踏込みの力を削いでしまいます。
前に自転車を進める力=クランクを回す力=トルク(軸を回す力)です。

いわゆる引き足の動きは
「ペダルに力は加えていても、トルクにはなっていない(あるいはその効果が極端に少ない)状態」
といえます。

「感覚」で「俺は引き足を有効活用して、頑張ってるぜ~」と思っていても、
実は、それは身体感覚の「頑張り感」だけで、「ペダル踏力」が有効な「トルク」になっていない状態です。

なぜ、引き足がトルクに繋がらないかは、下の図をご覧下さい。

ペダリングトルク図.jpgこういうことです。 

人間の脚の仕組み上、どうしたって、リカバリーストロークではトルク発揮はほとんど出来ません。
(接線方向とずれた方向にしか力を加えられない)
仮に出来ても、その労力に見合うような効果は期待できません。

であれば、無理なことを追求するのではなく、負の動作の影響を最小限に抑える方向でスキルを改善すれば良いのです。

上図の下死点からのペダル入力のベクトル(矢印の向きと長さ)を見ていただければ、負の動作が右図の方が少ないことが分かると思います。
この負の影響の少ないペダル踏力のベクトルは、「引き足」では得られません。
自然に膝下を従属的に付いて来させた時にだけ、得られます。

上図の左側では、反対側の足が踏込んでいる力を打ち消してしまう方向にペダル踏力がかかっているのが分かります。
その打消し合いをもっと分かり易く、左右のクランク図を加えて表現すると、こんな感じ↓

ペダリングトルク図2.jpg(上に向かうべきリカバリーストロークのペダルが地面方向に押さえつけられている=反対側のパワーフェーズのペダル踏力を相殺して、減少させています)

 

主観的な「頑張り感」をあてにするのではなく、データに基づく「客観性」でご自身のペダリングを改善しましょう。

前回紹介した下図の「踏み遅れているペダリング=黄昏ペダリング」も、単に踏み遅れているだけではなく、負の動作(ネガティブトルク)の影響も多分に関わっています。

 

スピンスキャン下手版.jpgバイオレーサープレミアムなら、「ポジションの最適化」だけでなく、「スキルの可視化」で現状を把握し、それに対するスキル改善のアドバイスで理想のペダリング体得へのお手伝いが可能です。

ぜひ、実施店のフィッターへご相談下さい。

2011.1.12 バイオレーサー本部

 TOPPAGEIndex TOPPageTop